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小児の包茎 / すべてのの男児は包茎なのか?

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小児の包茎 / すべてのの男児は包茎なのか?

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小児の包茎 / すべてのの男児は包茎なのか?

こんにちは! tamakiです:)

今回は小児の包茎について医学的に解説していこうと思います。

では、参りましょう!


包茎とは

 
包茎とは陰茎の先端部分の亀頭部が包皮で被われて亀頭が露出していない状態をいいます。

包皮は"外板"と呼ばれる外から見える皮膚の部分と、内側に折り返している"内板"と呼ばれる部分からなります。

乳幼児期は内板と亀頭が癒着しています。
そのため、生理的に折り返しの部分:包皮口が狭くなっています。

包皮が全く剥けないものを"真性包茎"、剥くことは出来るが通常は亀頭を被っているものを仮性包茎と呼びます。

包茎の原因

まず前提として、男の子は思春期頃を迎えるまでは皮が全く剥けない状態が正常です!

上でも解説しましたが、内板と亀頭が癒着しているため剥こうにも"剥けない"と言ったほうが正しいです。

逆に生まれた時から剥けている場合は、尿道下裂などの先天性のおちんちんの異常の可能性もあります。

剥けていても、剥けていなくとも悩めるのが男児のおちんちん事情ですね 笑

いつ剥けるようになるかは、子供によって様々ですが、4-5歳になると亀頭が見えるまで剥ける子もいます。

思春期になる11-15歳頃になって7割くらいの子が剥けるようになります。それでも7割くらいです。

最終的には、ほとんどの男性で
"陰茎が成人のサイズになった段階で包皮と亀頭の癒着が解除されて、包皮をむいて亀頭を露出できる"ようになります。

診断・検査

基本的に特別な検査などは必要ありません。
剥けるか剥けないかを確認して治療が必要かどうかを判断します。

治療

内板と亀頭が癒着しているなら、それが解除されるのを待つしかありませんし、すでに解除されているのに上手く剥けないということでしたら、毎日少しずつ剥いていくトレーニングをしていけば基本的には剥けるようになります。

これをもし、無理やり向いてしまった場合、皮が亀頭の血流を圧止してしまう"嵌頓"をきたす場合があります。

嵌頓は血流が途絶えてしまうため、陰茎が壊死してしまう場合があるためかなり重要です。

そういった場合は緊急的に元に戻す必要がありますので、直ぐに医療機関に駆け込んでください

上記のような緊急性を除いて、基本的に子供の包茎に関して、医学的に積極的な治療を必要とする場面はほとんどありません。

包茎治療の理由の多くは風習、宗教上の理由、そしてご両親の不安です。

ただし、包茎によって、日常生活に支障をきたすようなことがあれば、治療をする必要があります。

例えば、排尿困難があったり、包皮炎などの感染症を繰り返すなどです。

そういった場合は外科的に治療を行ったりもします。


基本的に包茎は病気ではないので、親が深く心配することはありません。

なので、本人が心配してきたときに、真剣に向き合ってまずは「大丈夫だよ」って伝えてあげてください。

その上で、どうしても心配なら一度、泌尿器科や男性専門のクリニックなどを受診しましょう。

以上です!

では、また:)

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