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小児の口腔内潰瘍 / 手足口病・ヘルパンギーナ

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小児の口腔内潰瘍 / 手足口病・ヘルパンギーナ

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小児の口腔内潰瘍 / 手足口病・ヘルパンギーナ


こんにちは! Tamakiです:)

今回は小児の口腔内潰瘍の中でも頻度の多いヘルパンギーナと手足口病について解説していきます。

  • 原因
  • 症状
  • 臨床経過
  • 治療

 


 

原因

手足口病とヘルパンギーナは同様の感染によって起こります。

口の中にだけ起こるのがヘルパンギーナ
口の中+手+足(+おしり)に起こるのが手足口病

 

このような認識でいいでしょう。

ウイルスの種類は下記のようになります。

 

好発年齢は5-7歳未満の子供に多いです。

空気感染はしませんが、唾液や糞便などからヒト-ヒト感染するのが特徴です。“手洗い・うがい“が予防策となるのでしっかり行うことが重要です。

 

潜伏期間・手足口病:平均3−5日(最短2日、最長7日)
・ヘルパンギーナ:平均3−5日(1−10日)

 

ウイルスに感染後は約6週間、場合によっては数ヶ月は便中にウイルスが検出されます咽頭では4週間未満と言われていますが、一ヶ月近くは感染源となってしまうの注意しましょう。

 


 

症状

手足口病

手足口病は“口や喉の痛みの訴え“もしくは“食事を拒否する“ことから気付かれます。 発熱がある場合は通常は38.3℃未満であるといわれています。

特徴的な症状は“口腔粘膜疹“と“手足を中心としてた発疹“です。

口腔粘膜疹
・口腔粘膜に発疹や潰瘍を形成します。最も頻度が多い部位は舌や頬粘膜です。軟口蓋や硬口蓋音、歯茎にできることは少なく、さらに低い頻度で唇や扁桃腺、口蓋垂などにできます。

・痛みを伴うため食事を摂りたがらなくなります。

手足を中心とした発疹
・手足口病というだけあって、手と足に発疹ができますが、他にも臀部や大腿上部、上腕にも発生することがあります。

・発疹に痒みはなく、通常は痛くありませんが、特定のウイルス(コクサッキーウイルスA6)の感染によって起こった場合は痛みを伴うことがあります。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナの特徴は突然の高熱から始まります。熱は38.9-40℃前後と言われています。発症年齢は手足口病よりも比較的 幼い年齢に多く、口頭で自分の症状を訴えることができない乳幼児に多いです。

発熱以外の症状としてはなんといっても“口腔内の痛み“です。食べると痛いので、手足口病と同様に食事を摂るのを嫌がります。

口腔内の粘膜疹の頻出部位が手足口病と異なるのが特徴です。

口腔粘膜疹
・最も頻出する部位は軟口蓋、口蓋舌弓(口蓋垂の前柱)、扁桃腺、口蓋垂です。稀に硬口蓋、舌、頬粘膜んい病変が見られることがあります。粘膜疹の数は通常10個未満です。

図解するとそれぞれの病変の発症部位は下記のようになります。

 

臨床経過

手足口病
・ 7-10日前後で寛解する

ヘルパンギーナ
・ 発熱:平均2日 (2-4日)
・ 口腔:平均5-6日(3−10日)

 


 

治療

ウイルスに対する特効薬がないため、支持療法が中心となります。

・痛みが強い時:イブプロフェン、アセトアミノフェン

 


 

以上です。

手足口病とヘルパンギーナ、またヘルペス口内炎などは“口腔内の潰瘍“のできる場所が違うのが特徴的です。よく観察してみましょう。

では、また:)

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