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子供を叱ったら蕁麻疹が出た

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子供を叱ったら蕁麻疹が出た

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子供を叱ったら蕁麻疹が出た

こんにちは! tamakiです:)

先日ファストドクターとして往診している時にこんな依頼がありました。

10歳の女の子で、全身に蕁麻疹が出た。 かゆみが強いのでなんとかしてほしい・・・とのこと。

現場に急行

現場につくと確かに全身性に蕁麻疹のあるお子さんがいました。

もともとピーナッツアレルギーのある子でしたが、ピーナッツはたべていないそうです。

すでに蕁麻疹は消退してきており、僕が到着する前に100→30%くらいまで治まっていました。

緊急性がなさそうなので、蕁麻疹が出た状況をゆっくり聞いてみました。

朝10時頃、 学校で業間休みのときから左腕が痒かった気がする・・・

給食は目新しいものはなかった。(アレルゲンなし)

学校が普通に終わって帰ってきた。

家族みんなでお母さんの作った夕食を食べた。(アレルゲンなし)

20時頃にお風呂に入って出てきたら全身に蕁麻疹が出てきた。

 

なるほど、お風呂に入ったタイミングで出てきたのか。

このパターンは良くある”コリン性蕁麻疹”かもしれない。

明らかなアレルゲンを摂取した様子もないし、食後に激しく運動もしていない。

日光を沢山あびたり、変なものを触った記憶もないとのこと。

「 大丈夫ですよ。

大風呂に入ったことで汗をかいて、それにともなって出るアレルギーの一種でしょう。

すでに蕁麻疹は消えかけているので本日は様子をみましょうか。 」

 

診察を終えようとしたら・・・

診察を終えようとするとお母さんが申し訳なさそうな顔でこう言いました。

「あの・・・実はお風呂に入る前にかなり強めに叱ってしまったことがあって・・・

ストレスによるものではないでしょうか・・・」

 

お母さんは続けて、自分はよう子供にカッなって怒鳴ったり、声を荒げてしまうことがよくあるとお話されました。

そういった積み重ねが原因ではないかと、とても心配されていました。

気づいて、話してくれてありがとう

「 そのように考えていらっしゃるのですね。 今回の蕁麻疹とストレスをすぐに結びつけるのは難しいです。

勿論、可能性としてはありますが、何より お母さんがこの場で それをお話してくれたのは本当にありがたいことです。

子供を教育する上で叱ったりすることも時には大切ですが、何より大切なのは伝えたいことが相手にちゃんと伝わったかです。

お母さんは自分が叱り過ぎてしまったのかなという思いがあるから、このように話してくださったんですよね。

今後、 カッとなって怒りたくなったときも、伝え方に気をつけて上手くお子さんと話し合えたらいいですね。

正直に話してくださってありがとうございます。」

 

蕁麻疹の原因としてストレスが関係していることもよくあります。

この子がこれまで、同様の状況下で蕁麻疹が出たことは過去に一度もないとのことでした。

ストレスが原因と言ってしまうのは容易いです。

しかし、そのように判断するにはもっと家庭の事情や、生活環境について情報が必要です。

今回の家庭での出来事は子育ての現場でもよくあることだと思います。

 

病は気から

 

という言葉があります。

現代社会はストレスで溢れています。

世の中の多くの人は怒りたくも、怒られたくもないはずです。

怒るのは手段であって、重要なのはそこではなく、相手に思いが伝わったかです。

今回のご家庭のお母さんのように、自分の行動について気づき、疑問を持てる方は本当に素晴らしいと思います。

気付けたから、また同じ状況になった時に今度は違う行動を取ることができるのです。

家を出る時に

「先生、ありがとうございました!」

 

と女の子が笑顔をみせてくれました。

この笑顔があるから僕は頑張れるんだ。

では、また:)

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コメント

  • ほのぼのする患者さんママとのやりとりを読んで、小児科の先生は、親御さんにも寄り添って治療してくれるのがわかりました!

    by チップ 9月 24, 2020 9:00 am

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